長期トレードと短期トレードの概要については少しこちらのページに書いています。
さて、では長期と短期はどちらがいいのでしょうか。
それはどちらでもいいですが、向き不向きがあるというのが概要の方の見解でした。
もっと掘り進めて考えてみたいと思います。
例えば私の例を挙げます。
私は「OHNOの逆張りアラート」という講座をやっていました。
これは短期トレードの講座です。時間軸でいうと、5分足から1時間足の間です。時間軸を固定するのではなく、値動きに合わせます。
スキャルピングとは違いますが、逆張りで利益を出すための講座です。リアルタイムで上がるか下がるか、どこで反転していつ動くのかまで教えています。(リアルタイム配信が売りです)
はっきり言って精度は高いです。
で、この講座で分かるように、私は短期トレーダーです。
短期トレードが得意です。何故かというと、「いつ相場が動くのか・どこまで動くのか・どうして値動きが動くのかが分かるから」です。
逆に言うと、これらの内一つだけでも分からない人は無理です。
基本的に難しいです。初めての方は難しいと感じるでしょう。
なぜ短期トレードが難しいのかをご説明します。
短期トレードの講座、逆張りアラートで配信したチャートの一つです。
いくつか配信した中の4時間足のものです。(逆張りアラートは30分足程度の配信が多いですが。)写真をクリックしてご覧ください。
適当に選びましたが、ドル円の4時間足です。
確かここから下落したと思いますが、下落する前にしばらく持ち合って上値越えを何度もトライしています。
ここで空売りすると、とても利益が出来ます。(FXで空売りとは言いませんが。ショートと言います。)
ですが、ここが売りだとどうして解るのでしょう。
ターゲット(どこを目指しているのか)と、押し目や戻り売りポイントであるべき位置、市況、今がどの状態にいるか、などを正確に理解していないとここで売ることは出来ないでしょう。
なぜなら短期トレードの取引枚数は多くなりがちですし、そのために少しの値動きで被害を被る人も多いから。そして、下落(または上昇)した時に買わない(売らない)と小さな値幅で稼ぐことは難しいからです。
だからこそ、逆張りの天下なのですが(笑)下落しているところが買い場だと解る(上昇しているところが絶好の売り場だと解る)には値動きの理屈や反転ポイントを知っていないといけないのです。
『終値がこうなったから、ここで買いだな』と分からないといけないということです。
理屈が大事です。
相場には理屈があります。その相場の理屈と、自分の理屈が完全に一致していれば自分が買ったところが底値や押し目です。
市況にも注意しなければなりません。
刻々と変わる値動きの上下を乗り切るにはそうした細々としたことを理解していなければいけないんですね。
例えばこのチャートはドル円が100円に乗る手前のチャートですが、
この上下している値動きの一番上99.9とかでそれぞれ売れます。
そして下端で買えます。
持ち合いを抜けたら、もちろん買えます。
これが楽しみですよね。
誰よりも高く売り、誰よりも安く買う。
絶対はまりますよ。(笑)
やってみてはいかがでしょうか。
逆張りが出来ない人は、少し長い目で見て行うといいでしょう。
それをスイングトレードといいます。
このチャートも日足なので、時間軸的にスイングトレードの域に入るかもしれません。
2週間程度で利食いをするのがスイングトレードです。
一日のうちに利益を確定するのがデイトレードです。翌日への持越しは無しです。寝ている間に利益を逃すリスクを避けるためです。
スキャルピングは数PIPSで、しかも動いている途中(中途半端な値位置)を瞬間的に利益確定していきます。
逆張りは端を狙います。頂点で売り、底で買います。
スキャルピングは5分足・1分足・ティックなどのとても短い足で行います。私はやらないので詳しくは知りませんが。
逆張りは時間軸を問いません。
ですが、理解しすぎると短い足でやることになります。
1分足単位でも反発することが分かっているのに、月足でポジションを持っておけないでしょう?そういうことです。
逆張りをやるには、値位置が正確に読めていることが絶対条件です。
99.944で下落するなど。このくらい細かく読めていればこれ以外トレードスタイルは考えられないでしょう。
スキャルピングで間の値動きを取る?なぜですか?(笑)
そう思うはずです。底で買っておけばいいじゃないですか。
ということなんですね。
価格が反転する値段が読めなくて怖いからだと思うのですが、逆張りは途中の値幅を取りに行くスキャルピングよりも値幅が確実に稼げますし、一回決まればそのあとはむしろ安全なポジションに変わります。
値位置から一番遠い場所にいるわけですからね。
逆張りはお勧めですよ。
最後に、長期トレードですが、これがもっとも簡単なようで難しいです。
次のコラム長期トレードの難しさとは何か。で書きます。