順張りは値が伸びている方向へポジションを持つ事です。大局に従い、些末な戻りは気にしない。それが順張りです。
しかし、それだけで本当に勝てるのでしょうか?
チャートはどこまでも延々と伸びるようで、そうではありません。
目標値へ到達しては戻り、戻りの目標値を達成してはまた伸びます。
だから山と谷がありますよね。
押し目は、さらに短期の時間軸で見ると下落トレンドに見えたりもします。
※4の利食いは、逆張りトレーダーの損切りである事もあるよ
※1の利食いで長期トレーダーも利食いすると大きな下落になる
これが分かっていると、その目標値ごとに短期トレードが出来るのですが、そうでない場合。
目標値が分かっていない場合は、とりあえず持っておくしかありません。
よく聞くのは「一旦利益になったけど、戻って来て最後は損切りした」という話です。
利食い損ねる可能性も加味して、損切りはもちろんのこと、利食いもある程度目安を付けておく必要があります。
利食い目標を設定しておくという事です。
例えば、「デイトレードで300PIPS取ろう」などと考える人はいないと思いますが(笑)、なぜこの考え方が無謀なのでしょう。
一日で伸びる値幅の目安があるから。
およそのボラティリティ(値幅の大きさ)を理解していれば、FXなどで一日で300PIPSはレアケースであるとお分かり頂けると思います。
※デイトレードなのに300PIPSを狙っていたら、当然のことながら戻って来て損切りになります。
今日はどこまで行くか?これを「日の目標値」と言います。
日の目標値は有名なところでピボットや、
私が開発したものでは「極み」「仕込み」と呼んでいる手法があります。※詳しくは「勝ち方実戦編」ページのLESSON22デモ動画をご覧下さい。
言うまでもなく(笑)私の手法の方が正確に今日の目標値が分かります。
※既存のものより精度が低いものを作っても仕方ない。
目標値が分かっていない場合や
ボラティリティを間違えていると、
せっかく伸びたものが戻って来て損切りになります。
→その日の買い場・売り場、利食いする値位置の目安は
予め、前日に決まっています。
よって、「よく伸びればこの値位置」「この値位置で一旦ポジションを軽くしておくべき」という値位置の通りに売買すれば良い。
この方法であれば特に難しい事もないのでオススメです。
なぜならもう決まっているから。
『どこそこに水平線が引ける。感性で!(笑)経験で分かるでしょ。』というトレードだと、感性で値動きが分かるまでにどの位の時間が掛かるか分かりません。人によってはその領域には到達しないかも知れません。 センスが求められます。
しかし、日ごとに決まった目標値があれば
「買うべき値位置から買って、利食いすべき値位置で利食いする」だけなので簡単です。
本当に決まっているのです。
日だけではなく、週も月も、利食いポイントは決まっています。
あなたがご存じかどうかは分かりませんが、
「今日どこまで行くか?」という目標値は前日までに決まっています。
※いくつか候補がある→当日のボラティリティに合わせて利食いする。
なので、難易度はぐっと下がる。
「今どの辺りまで値が進行しているのか」も一目瞭然になります。
その値位置こそがダマシに使われてしまう水平線(以前の高値安値に引いただけのライン)とは
難易度も正確さも段違いというわけです。
週や月にも目標値はあります。
これらを利用すると、スイングトレードでもポジショントレードでも同じように
「買うべき値位置から、利食いすべき目標値までポジションを持つ」事が可能になります。
エントリーしたら利食いを(指値で)設定して、損切りも決まった値位置に(逆指値を)設定しておくだけ。
※ただまあ、ポジショントレードはさすがに言い過ぎているかも知れません(笑)。あまりにも長期は難しい。
基本的には、
今日・今週・今月の流れや目標値を見ておいて、重要な値位置へ到達したら利食いする。
こんな感じです。
P.S.
ちなみに、今さらっと書いたこの手法。
10年近くトレードを教えて来て、一番感謝のメールを頂くテクニックです。
安易な考えでトレードに手を出すトレーダーがやってしまいがちなのがこれ!
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