順張りは値が伸びている方向へポジションを持つ事です。
大局に従い、些末な戻りは気にしない。それが順張りです。しかし、それだけで本当に勝てるのでしょうか?
チャートはどこまでも延々と伸びるようで、そうではありません。
目標値へ到達しては戻り、戻り(戻りの目標値)を達成してはまた伸びます。
これが分かっていると、その目標値ごとに短期トレードが出来るのですが、そうでない場合。
目標値が分かっていない場合は、とりあえず持っておくしかありません。
よく聞く話で、「一旦利益になったけど、戻って来て最後は損切りした」となる可能性もありますので
損切りはもちろんの事、利食いもある程度目安を付けておく必要があります。
例えば、「デイトレードで300PIPS取ろう」などと考える人はいないと思いますが(笑)、
なぜこの考え方が無謀なのでしょう。
一日で伸びる値幅の目安があるからです。
日の目標値はピボットや、私が開発したものでは
「デイトレード手法1~3」または「極み」という手法があります。
その日の買い場・売り場、利食いする値位置の目安は
予め、前日に決まっています。
よって、「良く伸びればこの値位置」「この値位置で一旦ポジションを軽くしておくべき」という正確な値位置の通りに売買すれば良い、という事になります。この方法であれば特に難しい事もないのでオススメです。
『どこそこに水平線が引けるが、時間軸によっても水平線の重要度は違うし、後は感性で!(笑)経験で分かるでしょ。』
というようなトレードだと、たとえそのトレード手法を学んだとしても
感性で値動きが分かる領域に達するまでに掛かる時間がどれほどのものになるのかも分かりませんし、
人によってはその領域には到達しないかも知れません。
しかし、日ごとに決まった目標値があれば
買うべき値位置から買って、利食いすべき値位置で利食いするだけなので
難易度はぐっと下がるうえに「今どの辺りまで値が進行しているのか」も一目瞭然になります。
その値位置こそが引っ掛け(フェイク、ダマシ)に使われてしまう水平線(以前に高値安値になった値位置に引いたライン)とは
難易度も正確さも段違いというわけです。
日ごとだけではなく、週ごと、月ごとにも目標値はあります。
これらを利用する事で、スイングトレードでもポジショントレードでも同じように
買うべき値位置から、利食いすべき目標値までポジションを持つ事が可能になります。
エントリーしたら、
利食いを指値で設定して、損切りも決まった値位置に(逆指値を)設定しておくだけです。