指標の種類の項目で言ったとおり、
チャートの中に画く指標はトレンド追従型が多い。
そして、必ずではありませんが
オシレーターは主に逆張りで使われます。
このように、指標には向き不向きがあります。
※指標=インジケーター
もちろん、オシレーターでもトレンドフォロー向きなものもありますので誤解がないようにして下さい。
ご自身の取りたい値幅や、ご自身のトレードスタイルに応じて使う指標を分けて考えることが重要だということです。
をよく考えてみて下さい。
また、
指標ばかり引いて、考える要因を増やし過ぎることは得策とは言い難いですね。
見にくくなりますし、無駄な情報も入ってきます。
つまり、自ら迷いの森へ入って行っているということ。
自分に向いている必要なものだけを採用することですぐに判断が出来てシンプルなトレードに近づけます。
シンプルなトレードは楽ですよ。
トレンドフォロー向きなものと、逆張り向きなもの。
指標には色々あるということをお話ししました。
そして、ご自身のトレードスタイルが「トレンドフォローなのか、逆張りなのか」を良く考えることも必要です。
指標ごとの特性の違いはありますが、
それが自分のスタイルと合わなければ使う意味がないからです。
例えば
何時間足でのトレンドフォローなのか?まで決められたら、
あなたのトレードは楽になるでしょう。
1時間足で25 SMAと200 SMAだけを表示すると決める、とかね。
ここからは、いくつかピックアップして
トレンドフォローが得意な指標と、逆張りが得意な指標についてお話しして行きます。
トレンドフォロー用の指標のセットアップを作りましょう!
トレンドフォローにはやはりMA(移動平均線)がよく使われます。
MAの意味はMovingAverageですから、「動きを伴った平均値」というような意味になります。要するにただの平均の値段を表しているにすぎません。
ですが、「平均の値段が上向きなら価格自体は上昇傾向にある」ということが分かります。
ローソク足だけでも分かりますが、それでもよく使われるのがこのMA。
よく使われるだけにこの値段を意識する人が多い、ということがMAで最も意識しなければならない点でしょう。
※多くの人が意識しているということを意識する(笑)のです。
ただし、MAには10MAもあれば20MAもあり、200MAもありますから何が多く見られているのかは考える余地がありそうですね。
どの数値が正しいか?という話では様々な意見があります。
1週間が5日営業日だから5MAだとか、1か月が20営業日くらいあるから20MAだとか・・。
どうでもいいです。(笑)正解はないでしょう。
何でもいいですが、例えばフィボナッチ数値に合わせてみてはいかがでしょうか。
フィボナッチは0.1.1.2.3.5.8.13.21.34.55.89.144.233.377・・
と続きます。
5MA,8MA,13MA,21MA,34MA,55MA,89MA等でやってみると面白い結果が得られるかもしれませんよ。
例えば、5MAと13MAと55MAを組み合わせるなど
こんなトレンドフォローの為のMAのセットアップも面白いでしょう。
※多くの人が意識している、そんな設定値にして下さい。フィボナッチ数列の話はジョークです。
お勧めの移動平均線セットアップは次のものです!ご参考になれば幸いです。
例えば、この動画を再生してみて下さい。SMA(単純移動平均線)のセットアップが一つ手に入ります。
※「一度見ただけで分かるトレード手法シリーズ、全6話」は 160個以上の動画を含む勝ち方実戦編フリーパスプランという教材で視聴出来ますが、
このMA編は無料公開しています。
これは15分足、1時間足、4時間足で使う時のセットアップです。
私が教えているのはライントレードですので、移動平均線はあくまでも環境認識として使います。実際にはラインを引き、エントリーエグジットをします。
しかし、月間の営業日が20MA・25MA・21MAという3つの設定値のどれ?と聞かれたらどうでしょう。
そう。だから正解はないのです。
『私は(俺は)21MAを重要視しているよ』、という程度のものなのです。
「誰もが見ているから意味がある」という観点から考えた時、「200MA」が一番広く愛用されているMAです。
※EMAではなくSMA(一番普通の移動平均線)を使うのがポイント。
EMAを見ているトレーダーは少ないでしょう。それでは機能するポイントが少なくなってしまいます。
※SMA・・・単純移動平均線、シンプルムービングアベレージ
1時間足?日足?
期間によって全く値位置は異なります。
このように、時間軸によっても
それぞれのトレーダーが見ているポイント(今日の今、この時間で200MAが位置する値位置)が変わってきてしまいます。
そんなあやふやな移動平均線ですが、
一つの時間軸に複数の時間軸の200MAを表示出来るとしたらどうでしょう?
50MAと200MAと800MAの3つを表示してみて下さい。
実は50MA自体もよく使われる数値なのです。
不思議なことに、
15分足でエントリータイミングを伺っている時に、4時間足の50MAのおよその値位置が分かります。
15分足のトレードで、4時間足を環境認識にするというのは常套手段。
時間軸を変える必要もなく
「4時間足の移動平均線を越えたのか越えていないのか」が分かるという仕組みです。
→このセットアップの便利な点は、
他の時間足を見なくても大体の移動平均線の値位置が分かるところ!
~補足~
私が教えているのはライントレードなので、移動平均線はあくまでも環境認識として使います。
実際にはラインを引き、そのラインでエントリーエグジットをします。