反発と目標のライン

フィボナッチの基本。画像は応用編第7回目の動画「フィボナッチの使い方」より。
フィボナッチの基本。画像は応用編第7回目の動画「フィボナッチの使い方」より。

ラインで一番やってほしいのは、『目標値の算出』です。

 

しかし、フィボナッチで一般的に語られるのは「押し目買い」「戻り売り」だけ。しかも眉唾(まゆつば)だと思われていたり(笑)、どこで跳ねるか分からない曖昧(あいまい)なものだと一般的には思われているようです。


画像は「戻り売り」を表していますが、とても正確ですよね?

 

実は戻る割合だけではなく、上昇の目標値も同時に考える事で

『どのフィボナッチのラインで戻り売れるのか?』が正確に分かるのです。

 

目標値の存在自体をご存じない方も多いので、

基礎講座の最後にこの「目標値」の話をしておきます。


相場は目標値まで進む

値動きはターゲット・目標値まで進みます

 

フィボナッチで目標値はかなり正確に分かります。指値で最高0PIPSの誤差でエントリーしたこともあります(笑)。

証券会社と市場による

通常は10PIPSくらいの誤差でエントリーします。

 

つまり、その値位置で反発・反落する

 

反転するんです。

そのラインへぶつかると。

これだけをとっても、どういうことか分かりますよね?

押し目買いのタイミング
図は押し目買いのタイミング(ナスダック100)

ラインで反転するなら 

→そこで指値するだけです。

 

楽でしょ?

楽なんですよ。ライントレードは。

 

予め分かっていることが、どれだけあなたのトレードを楽にしてくれるか想像が出来ますか?

 

だから知ってほしいんです。 

 

このラインは「戻る割合」を出すために普通にフィボナッチを引いたのではありません。

値動きのルール3』というトレード手法。

山から谷へ向かって「幾らまで下落するか」を正確に割り出した値位置を水平線で表しています。

※もちろん、このライン丁度で私はナスダック100を押し目買いしました 

 

フィボナッチのページのケーススタディに書いたような

一般的な、「3割戻し」で押し目買いをするのではなく
下落の目標値を算出して、下落目標値達成で反転する時に買うのです。

この理屈が分かりますでしょうか?


正解はラインでした。

 十数年前の昔、インジケーターを一通り研究した結果、『これではないな・・』というのが私の感想でした。

どうしてそんな値動きになるのか?が、インジケーターでは分からなかったからです。

  • どうしてその値位置で跳ねるのか?
  • どうしてその値位置まで伸びるのか?

→答えは「そこにラインがあるから」。
でした

 

ライントレードはあなたのトレードを変えます。

 

 

話は大分逸れましたが、まとめます。


ラインの醍醐味は目標値の算出。相場を読み解くこと

ラインの醍醐味とは?
ラインの醍醐味とは?

次の2つが、ラインの醍醐味です。

  1. どこまで行くかが分かる
  2. どこで反発するかが分かる

 だからそのラインまでは買うし、そこまで来たらドテンする。

※ドテン・・・反対売買し、買いであれば売りに回ること

 

「どこまで行き、どこで反発するのかが分かる」と、相場の値動きを読み解くことが出来ます。

例えば、『3割戻しと下落目標値を組み合わせて勝率を高める』というやり方がこれ。

 

→ラインで相場を読み解くとは

複数のラインの集結から、各市場の値動きの方向性の確率が決まること』。

このように定義出来ます。


複数のラインと書いた意味は2つあります。

  1. 規模・期間軸の違いを考慮して
    押し目の値位置や目標値を同時に考える
    (上の例)
  2. もう1つは他市場のチャートではどこに目標値があるのか?を考える

①押し目の値位置や目標値を同時に考える

押し目買いではなく『利食い目標値をどうするか?』で悩むようなシーンにおいても、
規模を変えて幾つかのラインを引けば高確率に値動きが分かる。
  1. 日足規模でどこまで行くのか?という目標値が分かっている。
  2. そして、1時間足で上昇を開始した。
  3. 小さな上昇で終わるのではなく、この後大きく化ける可能性があるので利食い目標を伸ばす。

→つまり、時間軸の違いを利用する方法がこれ!

 


②他市場のチャートではどこに目標値があるのか?

 例えばドル円がもう上昇しないと思っても、日経平均がまだラインに付いていなければ上昇して
さらに一つ上のラインが最終ターゲットになる。

 こんなイメージです。 

 

分かりにくいと思いますが、

→これを『市場の相対性』と呼んでいます。

※市場の相対性…FX/CFD市場の相関関係を利用した売買手法

 

 各市場の絡みを計算に入れる必要があります。

マーケットの方向性と値位置を組み合わせると、正解しやすいのです。一つの市場だけを見つめていても、おそらく正解は見い出せないでしょう。

※市場の相対性について、詳しくは応用講座「相対性を利用する」で解説しました。

 


しかし

単体の市場にも、本物の反発ラインとフェイクとなるラインがあります。

わざとダマシになるラインの存在ですね。

 

これはすぐに見分けられるようになります。

幾つかのラインを引けば「どういう値動きが高確率なのか」が分かるからです。


複数のラインを引く意味(まとめ)

 つまり、

  1. 他市場を含めて値動きを特定する数市場の分析
  2. トレード手法を複数利用する時間軸を変えるだけでもOK

この2つにより、ライントレードはさらに精度を増すわけです。

 

実際のトレードは1つの手法で構いません。

 

しかし、同じ手法でも
複数の市場を分析すればマーケットの流れを把握しやすくなりますし、時間軸を変えて使用すれば大きな流れが分かります。

※長期の時間軸を分析して、短期のトレードに活かす事を「環境認識」と言う。

 

『結局この後どうなるか?』を、出来る限り正確に把握してからお金を費やすべきだと私は考えます。

 

最終的にはシンプルで構わない。

大事なのは、その背景。

 

→本当にその値位置から上昇するの?なぜ?

ということ。

 

重要なのはエントリーエグジットポイントなので、次の2つを理解しておく必要があります。

  1. 跳ねるポイント(戻りの割合 or 下落の目標値)
  2. 利食いポイント(上昇の目標値)

大きな時間軸のラインほど強いサポートになります。そして、他市場の値動きが「なぜ?」の部分。理由となります。


基幹商品も上昇するなら上昇するし、そうでなければ確率は下がります。

→言葉の意味が分からなければメール講座へご参加下さい。応用講座「相対性を利用する」の中で説明しました。

→または『史上最も簡単な取引方法』というトレード手法には市場の相対性の有料版テキストが付いているため、解説に書いてあります。

 

上昇する背景が正しいのであれば、
(例えば下に載せたような)シシンプル過ぎるラインであっても機能します。

 

背景を間違えていれば?(笑)

もちろん・・ただ損切りに合うだけでしょう。

 

そんなわけで、ラインの醍醐味でした。 

押し目買いのタイミング
図は押し目買いのタイミング(ナスダック100)


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