「fibonacci」とは中世イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチの名前です。
フィボナッチ数列は有名ですよね。
しかし、トレードの世界でのフィボナッチとは『ライン』のことを言います。
フィボナッチの比率を使ったラインのこと。
※基本的な数値は前のページに載せてあります。この下にも、もう一度載せておきました。
いわゆる自然が生み出す芸術。最も自然な形に見える比率。建物の寸法や、ノートの縦横の長さの比率なども黄金律。人間から見て、一番親しみやすく、自然に思える、美しいと思える比率だから黄金律があらゆるところで採用されている。
→この1円にもならない話は本当にどうでも良いです(笑)。
相場においてのフィボナッチの話をしましょう。
チャートで機能する比率・割合は決まっているので
フィボナッチ数列ではなく、トレードで使うフィボナッチの割合を覚えて下さい。
『0.764という数値はフィボナッチではないので数学的に使わない』と話す人もいますが実際のトレード(現場)においては使うべきです。理由は明快。それが無ければ売買チャンスを一つ失うから。
※無料テキスト「相場の絡繰り」より
不思議と、その数値その値位置に値動きが集中してしまうのがフィボナッチの魅力です。
天井の値位置、大底の値位置。押し目の値位置、戻り売るべき値位置。
全てフィボナッチで割り出せます。
これには最初、とてもびっくりされると思います。
どこにびっくりするかというと、『当たりすぎる事』。
※会員様から驚きの声が寄せられすぎていることに、私はびっくりしていますが。(笑)
私はフィボナッチの研究に人生を捧げた人間です。
この10年間、何度も『良いね!ピッタリです』という内容のメールを頂きました。→お客様の声へ
また、私より天底丁度でポジションを持てるトレーダーは少ないですね。
本当のフィボナッチトレーディングのやり方を知ったらあなたも間違いなく、びっくりするでしょう。
もちろん無料公開出来る範囲内の話では、ごく一般的な使い方しか教えていません。その点は予めご容赦下さい。
プチ講座です!ご参考までに。
※本気のフィボナッチ講座は沢山あります。ご興味があれば動画コース一覧へ
「38.2%の反発」から順番に、フィボナッチの使い方を幾つか見て行きましょう。
※なお最初にお断りしておきますが、ここでご紹介するような基本の使い方だけではありません。
上昇した相場が一旦戻って再度上昇する時、トレーダーは何を根拠に買って行くのでしょう?
フィボナッチのトレーダー(ライントレーダー)なら、38.2%で買うことは全員が知っています。
つまり、ライントレーダーの人口分の買いが集まる。それが38.2%という割合。「38.2%で跳ねる事が多い」という事実を知らないと、この押し目では買えません。知っていれば指値でも買える。
→38.2%戻すことを「3割戻し」と言います。(私はそう呼んでいます)
逆向きに引けば61.8%。1を高値にした場合。※上の図はこちらです
※移動平均線を理由に買う人もいるとは思いますが、少なくとも3割戻しで買うトレーダーに関してはフィボナッチを使っています。 フィボナッチの中でも、この3割戻しだけは(笑)なぜか一般的になっているため、もしご存じなければ、今知っておいて下さい。トレーダーとしての常識です。
底値圏ではまだ勢いはありませんよね?
勢いが無い時は、3割戻しで止まるとも限りません。押しが深~くなることが多いので、少し様子を見た方が良いでしょう。
終盤では勢いしかありませんが(笑)、反転するタイミングなら、そのまま安値を割れてトレンド転換します。ただし、トレンド転換と利食いタイミングさえ気を付けて頂ければ終盤でも使えることがあります。
※天底では別のセオリーを使用します。フィボナッチリトレースメントには3つの引き方があり、「持ち合い・天底・押し目買い」の内で天底の使い方をする必要があるからです。詳しくはホームページの記事をご覧下さい。→「フィボナッチリトレースメントの正しい3つの引き方」へ
一番成功しやすいのが上昇トレンドの中盤以降です!
トレンドの序盤でベーシング(土台作りという意味)が終わり、トレンドに傾きが出て来たら
それが中盤です。
※ベーシングは底値圏での持ち合いのようなもの。分かりにくければ前のページ「ライン」のチャートをご覧下さい。要するに底値圏の持ち合いです。
序盤(先行期)のベーシング(土台作りという意味)が終わり、傾きが出てから。
徐々に値上がりするトレンドの中盤では
高値越えで飛び付いたトレーダーを振り落とすように下落する値動きがあります。
その下落から再度反発するポイントの一つ。それがこの「38.2%」です。
※上に載せたチャートを見るとイメージしやすい
まずはこれだけでも出来るようになれば、トレンドの途中から美味しい値動きを取れるようになるでしょう。
→【やり方】高値を越えたら、3割戻るのを待って買う
フィボナッチをエリアで捉えるという考え方があります。
これは私が考案した【エリアトレーディング】という考え方です。
簡単に言えば、フィボナッチを一つの数値として考えるのではなく「●●~〇〇」というエリアで認識します。
→エリアを抜けたらトレンドが発生する、または持ち合いが終了する。
※エリアトレーディングについて詳しくは「フィボナッチ大事典」などをご覧下さい。
※または新サイトにも、基本的な手法を全てまとめてあります。「フィボナッチ大事典とは」
目立った高値安値が出来た時や大きな時間軸でよく機能する考え方が、この持ち合い認識のエリアです。
では高値安値の間に位置しているのなら、持ち合いですね。
→持ち合いを抜けたらどうなるか?
そう。
アップトレンドになるか、ダウントレンドになるか。
この2つがあります。
上のチャートではアップトレンドになっています。
→持ち合い抜けでアップトレンドを買うなら、どこで買うべきでしょうか。
持ち合いを抜けたことが確実になったら買います。
つまり上のチャートでは「フィボナッチのエリアを抜けたので買われている」のです。
※もう一度載せておきます
→かなり長い期間もみ合いになって買われた、その値位置は?
これを0.764または0.236と言います。
0.764は逆から引けば0.236。
(ページの上「フィボナッチ数列」のところに書いた、0.764が必要な理由ですね)
これも、もう一度載せておきます
『0.764という数値はフィボナッチではないので数学的に使わない』と話す人もいますが実際のトレード(現場)においては使うべきです。理由は明快。それが無ければ売買チャンスを一つ失うから。
※また、『上下どちらに引くか?』とこだわりを見せる書き込みを見かけたことがありますが、「どちらでも良い」というのが正解。
→つまり、0.764を越えたら買います。
これが出来るフィボナッチトレーダーは持ち合いでも勝てるし、持ち合い抜けでも勝てます。
持ち合いでの戦い方や持ち合い抜けの入り方などは、よろしければご自身で研究してみて下さい。
今のまでの話で十分なヒントを与えられたと考えています。
いや、全然わからん。(笑)
という方は動画で説明していますので、次のページをご覧下さい。